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苫小牧民報

「最も改善された空港」新千歳が1位 24年国際評価 世界ランキング49位に大躍進

英国の航空サービスリサーチ業スカイトラックスが発表した2024年の国際空港評価「ワールド・エアポート・アワード」で、新千歳空港が「世界で最も改善された空港」と評価された。世界空港ランキングでも49位となり、前年の102位から大幅アップ。新千歳を管理・運営する北海道エアポート(HAP)は「受賞に満足することなく、今後も改善、発展を続ける」と意気込んでいる。

復便が進む新千歳空港の国際線

 同社は1999年からグローバルな空港顧客満足度を調査しており、「ワールド・エアポート・アワード」は25周年。今回は昨年8月から今年3月にかけて、世界約570空港についてアンケート調査した。空港内の施設や案内表示、清潔さなど多岐にわたる質問を、100以上の国や地域の利用客に回答してもらい、部門ごとに順位を付けた。

 新千歳は、過去1年間の改善について評価する「世界で最も改善された空港」部門で世界1位に輝いた。HAPは「何か特定の項目で改善が評価されたというより、空港運営の効率性や案内表示の分かりやすさ、飲食店や土産店の豊富さに加え、空港すべてのスタッフがお客さまに提供するサポート、サービスについても高く評価されたと考えている」と受け止める。

 また、新千歳は、高齢者や障害者らの移動サポートに優れた旅客ターミナルを対象にした「世界最高のPRMとアクセシブルな施設」部門でも6位に入るなどし、世界空港ランキングで49位に大躍進。世界ランクトップ3は、1位がカタール・ドーハのハマド空港、2位がシンガポールのチャンギ空港、3位が韓国の仁川空港だった。

 HAPは「国内線、国際線の復便が進み、空港を利用するお客さまが増えたことで、新千歳を『ベストエアポート』として選んでくださる方も増えた。空港施設、サービス全体を総合的に高く評価いただいた」と喜び、今後に向けて「空港を利用されるお客さまのニーズに合ったサービスを提供し、楽しく快適な空港づくりを進めることで、空港から北海道を元気にしていく」としている。

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