北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

函館新聞

災害への備え訴え 能登半島地震で志賀町派遣 知内町【知内】

石川県志賀町の避難所生活の様子を報告する吉田さん

 【知内】1月に発生した能登半島地震で、石川県志賀町の避難所で支援活動を行った町生活福祉課の吉田太郎包括支援係長の派遣報告が22日、町郷土資料館で開かれた。派遣された2月下旬時点の避難者の状況を交え、参加者と災害への備えを共有した。

 郷土資料館ゼミナール「知内学のすすめ」として開催。吉田さんは北海道DWAT(災害派遣福祉チーム)の一員として2月下旬の4日間、志賀町の避難所を巡回し、高齢者ら避難者の健康相談など必要な支援情報の聞き取りを実施した。

 発災から約2カ月時点で町中心部の避難所は物資も行き届いていた状況で、段ボールベッドが並ぶ避難所生活、乳幼児、障害児ら配慮を必要とする家庭の様子などを交えて紹介した。DWAT以外にも医療支援やリハビリテーションの専門家らなどさまざまな支援チームが活動。ただ、他団体が持つ情報を一元化する仕組みがなく、「同じことを聞かれた」と避難者の負担になっているケースがあったと指摘した。

 また、防災備蓄の一例として簡易トイレの重要性を指摘し、「水や食料と合わせて簡易トイレも備蓄してほしい。食事もそうだが排せつはしなくてはならない行為。使用に抵抗感がある場合、いざというときのために1度使ってみてほしい」と話した。吉田さんは「自分は大丈夫だと思っていても不意の災害時は予期していないことが起こりうる」と話し、災害時の行動を平時に想定する大切さを訴えた。

関連記事

函館新聞

品種開発より速く 道南農試で真夏の稲刈り【北斗】

 【北斗】道総研道南農試(市本町、藤田真美子場長)は25日、世代促進温室で試験栽培している水稲の収穫を行った。コメの品種開発をより速くするための試験で、今年1期作目。黄金色に実った稲を、職員ら8...

函館新聞

仏モンティーユ社のワイナリー完成 観光振興に一役 函館市桔梗町【函館】

 仏ブルゴーニュ地方の老舗ワイナリー、ドメーヌ・ド・モンティーユ社の現地法人「ド・モンティーユ&北海道」のワイナリー(醸造所、函館市桔梗町)が完成し、26日に現地で開所式が開かれた。世界的に知名...

釧路新聞

気球体験で阿寒湖一望 地域住民ら空の旅【釧路市】

  マリモで釧路を盛り上げ隊(浅野一弘会長)と釧路みなとライオンズクラブまりも支部(馬場英樹会長)は21日、「気球体験会」を釧路市阿寒湖畔スポーツ広場(阿寒湖温泉5)で開いた。地域住民や外国人観光客...

苫小牧民報

姿勢整え精神統一 28日まで中央院で朝座禅会 苫小牧

苫小牧市元町の曹洞宗寺院「中央院」(荒澤道範住職)は26日から28日まで、本堂で朝座禅会を開いている。初日は市民ら20人が参加。早朝の静寂の中、1時間にわたって精神統一した。  朝座禅会は市民...

苫小牧民報

燻製カシュー ハスカップの枝で 起業型地域おこし協力隊の山下さん 厚真

厚真町の起業型地域おこし協力隊として活動する山下裕由(ひろゆき)さん(34)は、町の特産品ハスカップの剪定(せんてい)された枝を使用していぶしたカシューナッツを開発した。町周辺の木材を活用していぶ...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス