北斗市のマスコット「ずーしーほっきー」などの出迎えを受ける修学旅行生

　【北斗】春の修学旅行シーズンに合わせ、新函館北斗駅で１５日、東北、関東地方から北海道新幹線で来道した中学生を、道南の自治体関係者やマスコットキャラクターたちが「北海道へようこそ」と書いた横断幕を手に出迎えた。

　道新幹線を使った修学旅行誘致にＪＲ北海道とともに取り組む道観光振興機構によると、今年度は東北地方３００校と関東地方１０校などの中学校を中心に５３０校が来道する見込み。

　この日は山形、埼玉両県の中学校２校の計３３０人が、上野駅発の団体専用の新幹線に乗って新函館北斗駅に到着した。道新幹線のキャラクター「どこでもユキちゃん」や、北斗市の「ずーしーほっきー」、鹿部町の「カールス君」、七飯町の「ポントちゃん」が中学生らを出迎え、同機構、ＪＲの関係者とともに歓迎した。

　山形市立第二中学校３年の古内勇伍さん（１４）は「これから函館の街を巡り、歴史的な街並みを巡ることが楽しみ」と胸を躍らせ、函館へ向かう観光バスへと乗り込んでいた。

　同機構の長野博樹プロモーション部担当部長は「京都や奈良の観光地では、キャパシティ以上の観光客が押し寄せ混雑し、バスやタクシーに乗れないなど問題が生じている。混雑回避の選択肢として北海道を修学旅行先として選ぶところが増えている」としている。