大勢の買い物客が詰めかけた静内農高のスプリングフェア

【新ひだか】静内農業高（赤穂悦生校長、生徒１６１人）で10日、生徒が生産・製造した野菜、畜産・農産加工品、花きを販売する「スプリングフェア」が３年生を中心に開かれ、同校屋外販売コーナー（温室）と屋内販売コーナー（体育館）に大勢の買い物客が訪れてにぎわった。

　季節ごとに同校の特色を生かした生徒の実習教育成果を保護者や地域住民に披露・還元する人気イベント。

　今回もナスやキュウリ、ピーマン、ミニトマトの野菜苗、アイスクリームやヨーグルト、ベーコンなどの畜産加工品、トマトジュースやなんばん黒みそなどの農産加工品、マーガレット、ダリアなどの鉢花、花壇苗などここでしか購入できない商品が並んだ。

　この日は午後１時20分の販売開始時間より１時間近く早く同校を訪れる人がいるなど、屋外の販売コーナーには行列ができた。屋外販売開始を前に長谷川咲希さん（生産科学科３年）は「生徒が種から育苗管理し、真心込めて作った花などを見て選んで、たくさん買っていただきたい」とあいさつ。晴天に恵まれ、生徒たちは接客やレジ打ち、商品の補充などを手分けして対応に追われた。

　町内の60代の男性は「庭を花で飾りたい。植栽するマリーゴールドなどを購入した。安くて素晴らしいものばかり」と話した。

　次回は、７月５日にサマーフェアを予定している。