北斗遺跡の魅力体感 家屋連れが屋根ふき体験【釧路市】
釧路市立博物館は5日、市内北斗遺跡の復元竪穴住居で毎年恒例の屋根ふき体験を行った。家族連れなどが古代人の生活に触れ、歴史に思いをはせた。同博物館では同遺跡のPRにと、リーフレットを全面リニューアルしたほか、ポスターを作製しコースターを販売するなど、同遺跡の魅力を広く伝えている。
体験には38人が参加。史跡北斗遺跡展示館で、擦文時代の生活や土器を作るまでの背景などの説明を受けた後、復元竪穴住居に移動。昨年12月に新釧路川の河川敷で刈り取ったヨシを1本1本に屋根に差し込んでいく作業を行ったほか、住居内も見学した。
家族4人で参加した大井花さん(10)は「建物の中はとても暗かった。思っていたより広くて20人ほど入れそうだった」と話し、弟の一輝君(6)は「ヨシを1本ずつ差し込むのが大変だったけど、すごく楽しかった」とにっこり。
一新されたリーフレットは、同遺跡の特徴と同展示館の解説、釧路で出土した擦文土器や石器などの紹介もあり、施設内をより楽しく巡ることができる内容に進化。外国人観光客も理解できるよう英語表記も追加した。
ポスターはA3判で100部作製。「たてあな、ぼこぼこ、さつもんの村」をキャッチコピーに、同遺跡のメインである擦文時代の竪穴住居跡、擦文の村の空撮写真がポスターになったもの。記載されたQRコードから同遺跡などの情報が得られる。
コースターは5種類あり、同遺跡で出土した擦文土器や亀ケ岡土器などの文様をデザインしたもので1個100円。販売は同展示館のみ。
同博物館の澤田恭平学芸員は「新しくなったリーフレットを見ながら北斗遺跡を巡り、歴史に浸りながら考古学の面白さを知ってほしい。来場した際には記念にコースターもぜひどうぞ」と呼び掛けている。
関連記事
餌付けやめて 対策強化 緑ケ丘公園、管理者「条例を」【帯広】
帯広市内の緑ケ丘公園内に生息する野生動物に対する餌付けが、けがや感染症を引き起こす恐れがあることから、同公園を管理する「みどりと花のセンター」(緑ケ丘2)は来園者に餌付けのリスクを周知するなどの...
夫婦の門出に優しい光 北海道ホテルイルミ点灯式【帯広】
帯広市内の北海道ホテル(西7南19)で23日、この時期恒例のイルミネーションの点灯が始まった。優しい明かりが辺りを包み込み、幻想的な雰囲気を演出している。 約2万個のLED(発光ダイオード...
新機材使い車から救出 市消防団29人が訓練 大規模災害想定【帯広】
帯広市消防団(宮坂寿文団長)は24日、帯広消防署柏林台出張所に12分団の代表者29人を集め、大規模災害想定訓練を実施した。団員らは万が一に備え、署員の指導に耳を傾けながら訓練に精を出した。 ...
遺愛学院本館、生徒がご案内 初の一般公開【函館】
遺愛学院(函館市杉並町、福島基輝理事長)は23日、国指定重要文化財「遺愛学院本館(旧遺愛女学校本館)」の保存改修工事がおおむね終わったことから、初めて一般公開した。遺愛高生の有志11人がコンシ...
GLAYのマンホール 排水設備指定業者組合が市に寄贈 尾田栄一郎さんがイ..
函館市排水設備指定業者協同組合(加盟23社、木村謙一理事長)は22日、設立50周年を記念し、函館出身のロックバンド、GLAYのメンバーのイラストが描かれた「GLAY函館マンホール」8組を函館市...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
3トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
4函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
5これからも進化を 喜びに沸く下河辺牧場【日高】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】