外国クルーズ客船「ウエステルダム」（８万２８６２㌧）が４月３０日、釧路西港区第４埠頭（ふとう）に寄港した。これに合わせ、釧路商業高校（太田和浩校長）国際ビジネス科の３年生３７人が、外国人乗船客を温かくもてなした。

　 同科では、グローバル人材の育成などを目的に、クルーズ船で来釧した外国人観光客などのもてなしを毎年行っているが、コロナ禍のため、今回４年ぶりに実施となった。

　 悪天候の中、生徒らが「ハロー」「ニーハオ」と、観光客に声掛け。けん玉を披露したり、折り紙で自作した鶴や手裏剣、花など約３００品をプレゼントすると「ありがとう」「サンキュー」と感謝され、短い交流を楽しんだ。

　この日のためにけん玉の練習を重ねてきたという、摺寺玲音さん（１７）は「ノリのいい人が多くて、楽しんでもらえてうれしかった。自分も海外に行ってみたいと思った」と笑顔を見せていた。

　 同科では、７月中旬に寄港する「ダイヤモンド・プリンセス」のおもてなしも行う予定。

外国人観光客（左）に折り鶴を渡し、交流を図る生徒ら