大鷹町長（左）に全国大会での活躍を報告ＪＢＣ日高ブレイヴの田村君（中央）と白石君（右）

【日高】町内の野球少年団（ＪＢＣ日高ブレイヴ）の田村陽輝君（９）＝富川小４年＝白石瑛太郎君（９）＝同＝の２人が、３月30、31日に滋賀県で開かれた全国大会「多賀グリーンカップ争奪第20回学童軟式野球三年生大会」（実行委主催）に北海道選抜として出場し、見事優勝、準優勝の好成績をおさめた。（出場した時は３年生）。９日、役場を訪れ大鷹千秋町長に報告した。白石君が優勝の「北海道チャンピオンＢｅｓｔ」、田村君が準優勝の「北海道チャンピオンＡｃｅ」チーム。

　道選抜の選考会は１月に歌志内市で行われ、全道から希望する１０１人が挑戦。キャッチボールなどの基本プレーの実技を行い、36人がメンバーに選ばれた。道選抜に選ばれてからは、毎週末に歌志内市へ練習に通い大会に臨んだ。２人とも全国規模の大会は初めて。

　20回目の節目を迎えた同大会には全国各地の小学３年生選手で編成する32チームが出場し、トーナメントで頂点を目指した。道選抜は18人ずつ２チームが参加し、決勝戦で大会史上初となる北海道対決が実現。Ｂｅｓｔチームが７対５の逆転勝ちでＡｃｅチームを下し優勝に輝いた。　

　田村君は右投げ左打ちで日高ブレイヴでは二塁手兼捕手。野球好きの父親の影響で小１年で同少年団に入団。白石君は右投げ右打ち。日高ブレイヴでは投手と捕手、一塁手。姉の小夏さん（中１）が同少年団でプレーしていた影響で小１年で入団。目標の選手は町出身のプロ野球選手でいとこにあたる阪神の門別啓人投手。

　決勝で白石君は２安打。田村君は２塁打を打った。

　田村君は「２日目の準々決勝からは接戦で、負けてもおかしくない緊迫した試合だった」、白石君は「１日目は余裕だった。今大会は先発で準々決勝で60球投げた。準決勝と決勝はファーストを守った」と話し、２人とも「１番きつかった試合は準々決勝だった。決勝の舞台でヒットを打つことができて良かった。またこのような大会があれば選ばれるよう頑張りたい」と意欲を見せた。

　大鷹町長は「優勝、準優勝おめでとう。全国大会の決勝が北海道同士の対決になったことに大変驚いた。さらに、町から２人も選手が選抜され、しかも、個人的にも活躍できたことを嬉しく思っている。これからもたくさん活躍し、また報告に来てくれることを待っている」とたたえた。