伝統の歌声で歓迎受ける 浦河第一中に50人が入学【浦河】
浦河町内全ての中学校(浦河第一、浦河第二、荻伏)で9日、一斉に入学式が行われ、計66人の新入生が期待と決意を胸に新たな学校生活のスタートを切った。
新入学生徒数は、浦河第一50人、浦河第二7人、荻伏9人。前年度より34人減った。
このうち浦河第一中(水上義則校長)の第78回入学式は、同校体育館で行われ、父母らが見守る中、真新しい制服姿の新入生が吹奏楽の演奏に合わせて緊張気味に入場。在校生から伝統の歌声で歓迎を受け、中学校生活への決意を新たにした。
担任教諭から新入生一人ひとりが紹介され、式辞で水上校長は「中学校生活に期待と不安を感じていると思うが、これまで6年間の学びを糧に、自信を持ち、結果を恐れず、何事にも全力で中学校3年間に臨んでほしい」と激励。また、①友達の嫌がることや言葉を分かる人になってほしい②友達のために役に立つ人(クラスの中で役割りを果たせる人)になってほしい③友達が持っている自分とは違う良さを理解できる人になってほしい―と成長に期待を込めた。
来賓の齋藤洋文PTA会長が祝辞を述べ、在校生を代表して生徒会長の丸山遥誠君(3年)が、部活動や学校行事などでの学びやクラスがまとまって取り組む活動の大切さに触れながら、「明るく元気に、楽しみ、やるときはやる。皆さんとともに困難を乗り越えてくれる先輩たちと、一中生として高め合い、充実した生活を送りましょう」と歓迎。在校生が歓迎の歌「明日へ」を披露して何事にも真剣に取り組む先輩としての姿勢を示した。
最後に新入生代表で山口可恋さんが「中学校への期待と不安を胸に浦河第一中の仲間になったことを実感している。悔いのない中学校生活を送り、何事にも精一杯頑張る。自分たちを向上させていきたい」と決意を述べた。
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