【白糠】３月にしか採れないカエデの樹液で作ったメープルシロップを使った料理が楽しめる「メープル祭り」が６、７日の両日、町上茶路７２の「驚きの森」（横田宜伯代表）で開かれている。

　春の訪れや春の恵みを堪能してもらおうと、２０２０年から毎年、この時期に実施している。メープルシロップは、敷地内のイタヤカエデの樹液から作っており、一般的なサトウカエデのシロップよりさらさらで、あっさりしつつも奥深い味わいが特徴。

　イベントではメープルシロップを１㌘当たり１４円で量り売りしているほか、ソフトクリームやプリン、水の代わりに樹液で入れたコーヒーや紅茶、４種類のチーズを使いメープルシロップをかけた石窯焼きのピザ「クワトロフォルマッジ」などを販売。茶路の山々が眺められるテラス席で味わえる。

　釧路市内から訪れた本間昌宏さん（４９）は「ピザがおいしく、２枚頼んだ。樹液のコーヒーもほんのり甘くていい」と笑顔。横田代表は「年に一度しか味わえないので、機会を逃さず足を運んでほしい」と来場を呼び掛けている。７日は午前１０時～午後３時まで。

特製のメープルシロップを使った料理を味わう来場者