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室蘭民報

鉄のまち盛り上げたい 特任広報官のKENTOさん【室蘭】

音楽活動を通してさらなる飛躍誓う

歌で室蘭を盛り上げると誓うKENTOさん

 室蘭の魅力を歌でPRしたい―。力強く語るのは室蘭市出身のシンガー・ソングライターKENTOさん(31)。2月に市の特任広報官に就任し「家族や応援してくれる方々のため、鉄のまち室蘭を盛り上げたい」とさらなる飛躍を誓う。

 高校時代、人気フォークデュオ「19(ジューク)」に憧れ、ギターを始めた。中島町のアイランド通りやライブハウスで歌唱力や技術を磨いた。卒業後は市内の大手製鉄所に勤務する傍ら、市内外の祭りステージなどで音楽活動にいそしむ日々。現在は地元企業とのコラボソングや社会人スポーツチームの応援歌製作、楽曲提供を行うなど、表現の幅を広げながら自らの可能性を模索している。

 9月には市民会館ホール(輪西町)でのワンマンライブも控える。代表曲の室蘭あるある歌ってみた「鈍色の街ムロラン」や室蘭民報みんなの水族館公式ソングなど、室蘭にまつわる「ご当地ソング」を披露する予定だ。昨年は客席の半分しか埋められなかったと悔しがるKENTOさんは「認知不足、まずは僕を知ってもらうこと」と交流サイト(SNS)投稿やストリートライブを昨年の倍以上こなしている。

 「顔を合わせてチケットを渡したい」と飲食店やスナックを練り歩き、歌を披露しながら手売りする日々を送る。「うまいけど何か足りない。もっとアグレッシブにいかないと売れないよ」などと辛辣(しんらつ)な声をかけられることも多いが、KENTOさんは「薄っぺらい褒め言葉よりも、本音を聞けるのはありがたい」と謙虚な姿勢を強調する。

 発達障害のある女子中学生HINAさん(本名非公表)と崎守町の放課後等デイサービスほたてで働く黒田悠士さんのデュオ「OZISAN TO HINA(おじさんとひな)」とのコラボ曲「オリジナルカラー」も話題だ。昨年10月に動画サイト「ユーチューブ」で配信すると、すぐさま千回近く再生された。2人の詩に楽曲を提供したKENTOさんは「悩んでいる子の力になれるなら惜しまず協力する」と話す。

 モットーは「一期一会」。広報官に任命後、KENTOさんは空き時間や休日に市内各所を巡っている。「街を知ることで地域とつながる。出会った人たちの生の声を聞き、室蘭の魅力を音楽で発信し続けたい」と言葉に力を込めた。

午前0時を回った深夜のスナックで歌を披露するKENTOさん

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