そうべつアウトドアネットワークの一般社団法人化を記念して開かれたシンポジウム

　そうべつアウトドアネットワーク（山本勲代表理事）の一般社団法人化を記念したシンポジウムが３月３０日、町内滝之町の町地域交流センター山美湖で開かれ、参加者は自然の資源を生かした地域振興策を考えた。

　２０２１年２月に任意団体として発足した同ネット。さらなる事業推進のために、４月１日付で法人格を取得。その記念事業としてシンポジウムを開催し、町民ら５０人が来場した。

　日本スポーツツーリズム推進機構（東京都）の原田宗彦会長が「アウトドアスポーツツーリズムの最前線」と題して基調講演。「これからは脱炭素の考え方が重要」と、自宅から近い場所を巡るアドベンチャーツアーや、サイクリングやカヌーといった環境にやさしい「スイスモビリティ」など、海外の取り組みを紹介した。

　さらに町内の豊かな自然環境を観光に生かすためにも、「そこに行けばアクティビティが楽しめるような場所を」と呼びかけた。

　パネルディスカッションでは北海道運輸局観光部観光企画課の渡延悠里課長、噴火湾とようら観光協会の岡本貴光事務局長、同ネットの前橋史子マネージャーの３氏が登壇。「地域の自然資源を活用したアウトドアツーリズムの推進について」をテーマに、それぞれ意見を出し合った。