台湾先住民族が歌舞披露 文化交流楽しむ ウポポイで 特別公演 白老
台湾最大の国立野外博物館「台湾原住民族文化園区」の専属歌舞団「ナルワン音楽舞踏団」が白老町若草町の民族共生象徴空間(ウポポイ)を訪れ、伝統舞踊を披露する特別公演を17日まで行っている。昨年、民族文化の振興を目的に連携協定を締結しており、15日には同施設でウポポイ職員が歓迎式を行い、互いに歌舞を披露して交流した。
同園区は、政府から公式認定された16の先住民族の文化保存、維持継承のための施設。台湾南部の屏東(ピンドン)県に立地し、民族の文化や芸術を紹介している。
ナルワン音楽舞踏団は複数の先住民族で構成され、歌舞を披露している。ウポポイには14人が訪れ、特別公演を16、17両日実施。17日は午前11時半と午後3時半から体験交流ホールで行い、8人がアミ族、パイワン族、サアロア族ゆかりの伝統歌舞を披露する。トンボ玉作りなどの文化体験も午前10時半と午後2時半から体験学習館別館3で行う。
ウポポイを運営するアイヌ民族文化財団(札幌)と、同園区を運営する原住民族委員会原住民族文化発展中心は昨年12月13日、互いの民族の文化振興と普及を目的に連携協定を締結している。ウポポイにとっては初の海外機関との協定締結だったが、書面の受け渡しにとどまり、相互訪問などは行えずにいた。
歓迎式では、ウポポイ職員15人が、迎賓のあいさつやムックリ(口琴)演奏、ク・リムセ(弓の舞)で迎えた。園区職員14人は、プユマ族が祭りの最後に踊る歌舞曲「楽しく揺れる」を披露して応じた。
同財団の常本照樹理事長と同中心の代表者に当たる曽智勇主任が協定書を公開し、飲み口が二つある連杯につがれた酒を2人で飲み干し、親睦を深めた。常本理事長は「コロナ禍の行動制限緩和を機に、海外の先住民族と積極的に交流を進めたい」と話し、曽主任も「早ければ5月、遅くても9月にはウポポイの皆さんを招待したい。私たちには共通点が多く家族のような関係にある」と語った。
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