自然体験などで交流深める 浦河フレンド森のようちえん シンガポールから幼児受け入れ【浦河】
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給食を食べるシンガポ ールから来た姉妹
浦河町東町かしわ4の幼保連携型認定こども園浦河フレンド森のようちえん(岡田留美子園長)は2月26日から3月1日の1週間、シンガポールから来日した2人の幼児を受け入れ、同園の園児らと一緒にさまざまな活動を体験した。
同園では、ワーケーションや移住体験などで浦河町を訪れる家庭の子どもたちを受け入れ、同園が所有する“かしわの森”での自然とのふれあいや園内での活動を体験するプログラムを展開している。これまでに、国内をはじめ、海外から旅行で訪れた家族の子どもたち25人が利用している。
今回、両親や祖父母と一緒に家族旅行で来日したリム・アリスタちゃん(5)とリム・アリッサちゃん(4)の姉妹が、浦河町滞在中に同園での体験プログラムに参加。北海道の自然体験など園での活動を楽しんだ。
リムさん夫妻によると、シンガポールの幼稚園では、体を使った活動が少なく机に座っての学習などの活動が多いという。同園では、雪遊びを楽しんだり元気に走り回れる活動も多く、姉妹もも退園後は、「毎晩ぐっすりと寝てくれるようになった」と園で活動的に過ごす様子に安心していたようだ。
伊原鎭理事長は「利用者は都会暮らしの家族が多い。自然と触れ合う機会が少ない都会の子どもたちにとって、ここでの経験は記憶に残ると思う。園の子どもたちや職員にとっても他の地域から訪れる家族や子どもたちと過ごすことで多様性も生まれてくる。家族で町を訪れてくれることで、地域の活性化にもつながる」と述べ、「今後は、この活動を多くの人に知ってもらえるよう発信し、人材確保にも努めていきたい」と意欲を示していた。
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