自分が選んだ着物で写真に納まる留学生ら

　日本語や日本文化を学び楽しむ「日本語サロン」（宇佐美祥子代表）は２日、室蘭市中島町のＦＫホールディングスきらんで「日本の伝統文化体験会」を開いた。室蘭工業大学の留学生らが着物の着付けや茶道など日本の文化に触れた。

　この日はバングラデシュ、タイ、ベトナム、フィリピン出身の留学生や市内に住む外国人１４人が参加した。参加者は自ら選んだ色とりどりの着物に袖を通し、桃の節句に合わせた甘美な菓子、抹茶を堪能した。

　「抹茶は少しだけ苦かったけど飲み干せました」と笑顔を見せたバングラデシュ出身のノル・イ・アシュラフィさん（２９）。一番好きな水色の着物に身を包み「デザインもかわいい。機会があればまた着たいです」と喜んだ。

　写真を撮ったりして楽しむ参加者を見つめる宇佐美代表は「和服は日本人だからこそ似合うというイメージがありましたが、国に関係なく美しく着飾れるものだと改めて分かりました」とほほ笑んだ。

茶道の日本文化も楽しんだ