東海大ロケット成功 町で打ち上げ実験 2年連続【大樹】
東海大学の学生が自作したハイブリッドロケットの打ち上げ実験が6日、大樹町美成地区で行われた。午前10時48分、ロケットは北東方向に空高く舞い上がり、打ち上げは成功した。大樹町内での打ち上げ成功は2年連続。
同大スチューデントアチーブメントセンターのロケットプロジェクト(湘南校舎、神奈川県平塚市)。大樹での打ち上げ実験は通算29回目。学生24人が2月末に来町し、打ち上げ準備を進めていた。
ロケット(59号機)は全長1.7メートル、直径約15センチ、乾燥重量約12キロ。燃料にワックス燃料、酸化剤に亜酸化窒素を利用するハイブリッドロケットエンジンを搭載、構造材にガラス繊維強化プラスチックを使用し軽量化を図った。
打ち上げは初日の4日に試みたが、電気系統の不具合で延期に。再調整して臨んだ6日は、カウントダウンに合わせてロケットが勢いよく飛び立ち、高度456.6メートル(速報値)まで上昇した。主目的だったパラシュートの2段階分離にも成功した。
学生たちは昨年8月にも秋田県能代市でロケットの打ち上げを試みたが、天候や時間的な制約で失敗していた。大樹での打ち上げに成功し、一定の成果を確保した形だ。
学生責任者の谷田貝萌絵さん(21)=同大工学部航空宇宙学科2年=は、「今回はプロジェクトマネジャーとして責任を感じていた。ロケットが打ち上がってホッとしたと同時に、うれしさがこみ上げた」と喜んでいた。
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