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室蘭民報

観光マップ看板、共同制作 工学院とカルルス温泉旅館組合、学生目線で魅力紹介【登別】

日本工学院の学生が制作した観光マップ

 日本工学院北海道専門学校の建築学科、CGデザイナー科の学生が提案し、カルルス温泉旅館組合(日野拓郎組合長)と共同制作した「カルルス温泉観光マップ看板」が、登別市登別温泉カルルス町の公園・渓楓園に設置された。同町にある宿泊施設をはじめ、散策スポットなどを表示している。

 同校は2022年度からカルルス温泉郷景観診断プロジェクトとして建築学科、23年度からはCGデザイナー科を加え、景観診断(フィールドワーク)を実施し、同組合とカルルス地区の振興について協議してきた。

 学生たちは、温泉郷入り口に30年以上前から掲示されているカルルス温泉観光マップを、最新の情報への更新を提案。CGデザイナー科の学生が主体となり、同組合と共同で、観光マップの制作に取り組んできた。

 新しいマップは「カルルス地域全体の魅力を学生がどう感じ、どう伝えることで観光客にアピールできるか」を意識して制作。宿泊施設や薬師神社、高浜虚子の句碑など、フィールドワークで学んだ散策スポットを紹介している。

 このマップを有効活用しようと、同組合は渓楓園に縦70センチ、横100センチの看板を新設。観光客向けに同じデザインのチラシも制作することにした。5月の連休前には温泉郷入り口の看板も更新する予定。秋には登別川沿いで植樹も計画している。

 看板のお披露目会には、プロジェクトに携わった両学科約60人の学生代表5人をはじめ、同組合の関係者らが出席した。日野組合長は「若い方々が思いを込めて作ってくれたことにお礼を申し上げたい。引き続き、カルルスと工学院で違う形で事業を起こしていければ」と謝辞を述べ、感謝状を手渡した。

 景観に関する課題や提案を行った建築学科2年の斉藤葵輝さん(20)=登別出身=は「カルルスの魅力を深く知ることができた。10年、20年後にもっと魅力ある場所になれば」。マップをデザインしたCGデザイナー科1年の近藤桃華さん(19)=同=は「大変なこともあったが、すてきな地図が出来上がった。たくさんの人に見てもらえるのが楽しみ」とそれぞれ話していた。

看板のお披露目会で記念撮影する関係者たち

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