能登地震、募金協力呼びかけ

チャリティーコンサートで演奏を披露するニコイチバイオリンの齋藤さん夫妻

　産地直奏うまいものコンサートと、能登地震被災地支援チャリティー演奏会（同実行委員会、洞爺湖町主催）が１１日、洞爺湖文化センターで開かれ、バイオリンと吹奏楽の演奏で被災地支援の協力を呼びかけた。

　うまいものコンサートは、虻田、洞爺、豊浦各中学校の吹奏楽部と虻田吹奏楽団、伊達吹奏楽団と有志による合同演奏会。今年はニコイチバイオリンの齋藤真知亜さん、律子さん夫妻の申し出によるチャリティー演奏会が同時開催となり、会場に義援金募金箱が設置された。

　町内在住で元ＮＨＫ交響楽団次席奏者の齋藤さん夫妻は、ステージでバッハの「シャコンヌ」、松任谷由実さんの「 春よ、来い」を演奏。繊細かつ情熱的な音色に被災地支援の思いを込めた。

　吹奏楽団の合同演奏では、アレンジした民謡八木節や桜メドレー、ジャンボリミッキー、ケセラセラなどが披露され、会場を盛り上げた。演奏に先立ち、下道英明町長が登壇し、「音楽を通じて被災地へ支援の思いを届けたい」と協力を呼びかけた。