日本工学院北海道専門学校(登別市札内町)情報処理科情報ビジネス専攻の学生4人は26日、同校で1日限定のチャレンジショップを開店し、登別閻魔(えんま)やきそばの会と共同開発した閻魔やきそば味のブリトー「えんまのしゃく」を販売した。学生による学内での飲食販売は同校初の取り組み。販売コーナーは多くの学生でにぎわった。
学生たちは卒業研究のテーマに「地域を活性化させ、当校の認知度を高める」を掲げ、ご当地グルメの閻魔やきそばのアレンジレシピについて、学生向けにアンケートを実施。小麦粉の生地にくるむブリトーの人気が高かったことから、昨年10月から本格的な商品開発を行ってきた。
登別閻魔焼きそばの会の名畑泰昌会長と相談しながら、閻魔やきそばの具材に玉子焼き、かつお節、特製ラー油と、歯応えが出るように登別閻魔やきそばせんべいを加えた。最終的に商品として完成したのは1月に入ってからだった。
チャレンジショップの開店に向けては、前日から準備を始め、当日は名畑会長が調理した閻魔やきそばをブリトーでくるむ作業を行った。1個400円(税込み)、60食限定で午後1時半から販売を開始すると、休み時間になった学生が続々と訪れて舌鼓を打った。
商品開発を行った学生リーダーの甚野元泰さん(19)は「感慨深いし、おいしいと言ってもらえて良かった。メニューをどこかの飲食店に引き継いでもらって、いずれは登別を代表する食べ物になってもらえたら」と希望していた。
えんまのしゃくは27日に中央町のらいば公園で開かれた「チャリティーキラほろ冬まつり」でも販売され、来場者の人気を集めた。
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