オオハクチョウ優雅に 仁々志別川に今年も飛来
釧路アイスアリーナ近くを流れる仁々志別川で、優雅に泳ぐオオハクチョウの姿が見られ、地域住民の目を楽しませている。10日は成鳥と幼鳥合わせて、約30羽が群れをつくって、優雅に泳いでいた。
結氷しない仁々志別川は、周辺に住宅が多いにもかかわらず例年、オオハクチョウが飛来し、冬の風物詩となっている。この日は、あちこちで鳴き合いが響く中、親の後ろを一生懸命付いて泳ぐ子供や、水辺に生える植物を取り合う様子なども見られた。
釧路市立博物館の貞國利夫学芸員によると、釧路市内では10月ごろから2月末まで滞在し、子育て時期になるとロシアなどへ渡っていく。「日本ではハクチョウが越冬できる場所が多くない。毎年、釧路に飛来することは、餌資源が豊富という証である」と話していた。
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