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釧路新聞

羅臼ウニ 店頭に並ぶ 海鮮工房に観光客ら

 【羅臼】町前浜でのエゾバフンウニ漁が解禁され、11日から初物の加工ウニが店頭に並んだ。道の駅「知床・らうす」に隣接する羅臼漁協直営店「海鮮工房」では、塩水パックが1500円から、折り詰めが2380円から店頭に並び、観光や釣りなどで訪れた人たちが足を止め、手に取っていた。

 10日解禁の漁で殻付きウニ約2・8㌧が水揚げされ、1㌔当たりの平均価格は前年並みの699円だった。11日には商品に加工されたウニ820個が競りに掛けられ、折り詰め461個が1700~6700円で、塩水パック359個が1200~4300円で落札された。

 羅臼昆布を餌に育つ羅臼沿岸のウニは、豊かな風味や濃い甘みが特徴。特に冬場の「寒ウニ」は品質が高く2~3月に旬を迎える。資源保護のため1隻当たり約60㌔を上限に、3月ごろまでは羅臼漁港以南で、4月以降は同以北で計74隻が操業する。漁期は6月末まで。

店頭に並んだ羅臼産の初物ウニに手を伸ばす来店客(羅臼漁協直営店)

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