幼稚園児がクリスマス飾り 25日まで市内つくし線で運行
【網走】管内市町村とバス事業者、オホーツク総合振興局などでつくる道オホーツク地域等公共交通活性化協議会は、乗合バスの車内に装飾を施した「クリスマスバス」を管内4市町で運行している。このほど、認定こども園網走藤幼稚園の園児が網走バスを訪れ、車両に園児手作りの装飾を飾りつけた。
同社を訪れた年長児36人は、バスに乗ると事前に同振興局が施したトナカイや雪だるまの絵、きらきら光るモールに「うわぁ」「きれい」と大喜び。サンタクロースに扮した同振興局職員から飾り方の説明を受けた後、座席に張られたひもに飾りを結びつけた。
どれも、この日のために園児が手作りしたもの。ツリーや靴下、プレゼントの箱などをかたどった飾りには、園児が思い思いの色付けをしたり絵が描かれており、一段とクリスマスらしさが増した車内に、園児から笑顔がこぼれていた。
飾り付けを終えた園児には、サンタクロースからちょっと早めのクリスマスプレゼント。道が連携協定を結んでいるポケモンのキャラクターを取り入れた「北海道だいすき発見隊」のグッズで、園児はさっそく「ポケモンだ!」と歓声を上げ「ありがとうございます」と礼を述べていた。
クリスマスバスは、子どもたちが乗合バスと関わることで、地域住民の公共交通への関心を高めようと、同協議会が2020年から取り組んでいるもの。
今年度は斜里バス、北海道北見バス、北紋バス、網走バスの4社で、それぞれ地域の保育園や幼稚園の子どもたちが、思い思いの装飾を施したバスが地域の路線を走る。
網走バスは、つくしヶ丘線で25日まで運行。期間中、車内の「乗車証明」に記載された二次元コードでアクセスし、アンケートに答えた小学生以下の子どもには「オホーツクノベルティグッズ」などの乗車記念品がプレゼントされる。
クリスマスバスについて、詳しくは同振興局地域政策課(0152―41―0624)へ。
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