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十勝毎日新聞

山幸アイスワイン 今年は800本 G7夕食会でも振る舞われた極甘口【池田】

 池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(南邦治所長)は12月1日、2022年産ブドウ「山幸」を原料とした極甘口ワイン「十勝ワイン 山幸アイスワイン2022」を発売する。昨年はアイスワイン用ブドウの収穫が少なく、製造したのは昨年より6割少ない約800本。「希少価値が高く、クリスマスの演出にもお使いいただけるのでは」とPRしている。

12月1日の「山幸アイスワイン」

 同研究所は07年からアイスワインを販売。氷点下10度以下まで冷え込んだ12月の未明に樹上で凍ったまま収穫し、圧搾し果汁にする。豊かな香りと強い甘み、独特の酸味が特長。通常の醸造用ブドウ1粒当たり8分の1ほどの量しか取れないという。半年ほど発酵させ、8月ごろに瓶詰めしている。

 アイスワインは通常、白ワイン用のブドウで醸造することが多いが、同研究所は耐寒性があり、収量が安定している赤ワインの原料となる山幸を使う。商品になったのは、昨年12月6日と19日に研究所近くのほ場で収穫したアイスワイン用の山幸。

 糖度は40度と高く、アルコール濃度は8.5度。1本200ミリリットルで価格は5280円。道内の量販店などで扱う。

 「山幸アイスワイン2021」は今年5月、広島県で開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)の夕食会で振る舞われ、話題となった。

 同研究所は「帰省時のお土産や1年間の自分へのご褒美など、さまざまなシーンでご活用を」としている。問い合わせは同研究所(015・572・4090)へ。

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