恐竜の出現に大喜び 旧日高門別駅 ひだかトロッコまつり【日高】
【日高】町観光まちづくり協会は4日、旧日高門別駅で、トロッコで線路上を走る体験を行う「ひだかトロッコ祭り」が初めて開かれ、町内外から親子連れを500人が秋の一日を楽しんだ。
子どもたちに駅・旧日高本線を知ってもらう狙い。JR北海道から寄贈された保線用のエンジン付きのトロッコに1回500円で乗車でき、十勝管内新得町で「狩勝高原エコトロッコ鉄道」を運営する増田秀則さんが運転。先着200人には、来場記念切符と町製作のオリジナル缶バッチが配布された。
駅舎イベントは、地元のシンガーソングライターこばしひなさんによるライブや、全長4㍍、高さ2㍍の恐竜ティラノサウルスが3回登場し、子どもたちは大喜びしたほか、実際に日高線を走行していた車両と同じ「キハ40系」の座席の展示、着席など乗車雰囲気を味わった。
駅舎周辺では「大縁日」として輪投げ、型抜き、ヨーヨーすくい、くじなどがあり楽しんだ。
また、秋の味覚市も行われ、石崎水産や平取観光協会、事務局などが参加し、海産物やつぶ串、野菜、チーズ、ばばの味噌、ヨーグルッペなどを販売してイベントを盛り上げた。日高町のゆるきゃら撮影会も行われた。
平取町から4人家族でイベントに参加した伊藤さなえさん(6年)は「トロッコに乗ったのは初めて。揺れたけど景色もきれいで思っていたよりスピードがあった。恐竜もリアルで瞬きもしていた。とても楽しかった」、父親は「平取町に移住した時には日高線が廃止になっていた。一度日高線に乗ってみたかった思いはある。家族4人、秋の1日を楽しむことができた」と笑顔で話した。
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