釧路の返礼品でレシピ完成 東京の人気日本料理店店主監修【釧路市】
東京の人気日本料理店「賛否両論」の店主笠原将弘さんが監修し、釧路市のふるさと納税返礼品を使ったレシピが完成した。10日には釧路短期大学で調理と試食会が行われ、学生らは釧路市が自信を持って届ける返礼品の魅力に触れた。
レシピの製作は、市が取り組む魅力的な返礼品づくりの一環として実施。今年9月に、笠原さんや市の政策アドバイザーを務める石井至さん(石井兄弟車社長)らを招き、返礼品を使ったレシピ考案会を開いていた。
今回完成したレシピは「ほっけと大根の炊き込みご飯」「たらこ茄子炒め」「紅鮭と木の子の蒸し煮はちみつおろし酢」など5品で、返礼品は7品を使用。考案した笠原さんからは「おいしい釧路の食材を使った料理を、ぜひ広めてください」とコメントが寄せられている。
この日は、同校生活科学科の1年生が調理に挑戦。講師の高橋未佳さんがひととおり実演した後、学生はグループに分かれて担当したレシピを再現した。阿寒ポークを使った豚すきを手掛けた八重歩夢さんは「こんなにたくさん地元の食材があることに改めて驚いた。とても簡単に作れて見栄えもきれいなレシピばかりなので、家でも作ってみたい」と話していた。
実習の視察に訪れた蝦名大也市長は「学校の協力にとても感謝している。市としてもさらに返礼品をPRしていきたい」。久万田康司自治体戦略担当部長は「私たちではなかなか思いつかないプロのレシピ。地域の学生たちに、地元の食材を知ってもらえるとても良い機会になった」と話していた。
レシピは今回調理を行った学生らの意見なども添え、12月上旬に市のふるさと納税特設ページや申し込みサイトなどで公開を予定している。なお、10月末時点における釧路市へのふるさと納税寄付額は約11億4000万円と、前年同期に比べ約8億円増加している。
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