らむチーコロッケ 苫総経高3年が開発 イオンで販売へ
苫小牧総合経済高校流通経済科の3年生が、イオン北海道(札幌)と冷凍食品製造販売のサンマルコ食品(同)の協力で、ラム肉と道産チーズを使った商品「らむチーコロッケ」を開発した。道内各地から取り寄せた旬の素材を提供するイオンの「道産デー」(23~26日)に合わせ、4日間限定で全道のイオン37店舗と市内のマックスバリュ6店舗で販売する。
「らむチーコロッケ」(1個80グラム)は、道産チーズをラム肉とジャガイモなどを混ぜ合わせた具材で包み込んだ一品。チーズの濃厚さを感じられ、ジンギスカンの味とラム肉のうま味も口いっぱいに味わえる。
考案したのは田中瑠愛さん(17)、小花珠琴さん(18)、竹田愛桜さん(18)、太田茉那さん(18)、市川舞さん(18)の5人。同科の「商品開発」の授業の中で今回のコロッケを提案し、計九つの案の中から商品として採用された。
生徒たちは、サンマルコ食品による試作品を2回にわたって試食。肉の大きさや材料の割合、風味などの要望を細かく伝え、改良を加えながら完成させた。
サンマルコ食品営業本部北海道営業所の西田淳所長(49)は「牛肉コロッケが一般的な中、今回のコロッケはジンギスカンを食べているような味付け。肉の食感も感じられる」と強調。イオン苫小牧店の石川太一店長(49)も「高校生ならではの発想で、ラムとチーズが非常にマッチしており、自信を持って薦められる商品。売り上げ1万個を目指す」と意気込む。
5人は「ソースを付けなくてもおいしい。ラム肉とチーズの調和を楽しみながら、多くの人に食べてほしい」とアピールする。
コロッケは1個149円で販売する。発売を前に、各店の売り場を飾るポップも生徒たちで作成。販売期間中の数日間は、生徒も店頭に立って販売する予定だ。
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