帯広市内の「北の屋台」の人気イベント「十勝産ししゃも祭」が12日に始まった。旬の生シシャモを各店のオリジナルメニューで味わえる。
今年で19回目。流通量の多いカラフトシシャモと異なり、十勝産シシャモは薄ピンク色で軟らかい身が特徴。「十勝にいないと食べられない物を管内外の人に食べてほしい」との思いから、十勝管内ししゃも漁業調整協議会の協力で毎年開催している。
初日は大樹と広尾で捕れたシシャモを北の屋台全体で51キロ入荷。「創家」では刺し身(900円)、すし(1200円)、塩焼き(750円)の3品を提供した。
東京から観光で来勝した河見芳浩さん(69)は「シシャモのお刺し身が食べられるなんてめったにない。ちょうどこのタイミングで来られてよかった」と笑顔。「やっぱり最高」「これを食べると1年頑張ったという気になる」と味わう常連客の姿もあった。
フェアは21日までの予定。北の屋台の全20店と屋台卒業の5店が参加している。
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