高校生活への関心高める 浦河高でオープンスクール【浦河】
浦河高校(齊藤雄大校長)は12日、同校で令和5年度オープンスクールを実施した。近隣の町から中学3年生とその保護者らが参加し、活動紹介や体験授業などを通して、高校生活への興味と関心を高めた。
中学生や保護者、中学校教員に学校の教育活動を紹介し、同校への理解を深めてもらうとともに、授業や特別活動などの体験を通して、進学意欲を高めてもらうことを目的に実施。同校の生徒が主体となって、訪れた中学生に学校の魅力発信を行うことで、高校生の社会参画の意識を高める狙いも兼ねている。
参加したのは、浦河、様似、えりも、新ひだか、新冠の管内中学校から来春、高校を受験する予定の中学3年生145人とその保護者ら22人。会場の設営から受け付け、案内、学校紹介や学習成果発表など高校生が主体となって運営した。
オープンスクールでは、高校生のプロジェクトチームによる学校紹介や、放送局による学校生活についてのビデオ上映、3年生課題研究班による学習成果発表で学校の教育活動について理解を深めたあと、国語や数学、音楽や商業などそれぞれ希望する教科のクラスに分かれて模擬授業を体験。
このうち、体育館で行われた保健体育には、中学生16人が3チームに分かれて参加。「バレーボール~3段攻撃のラリーを展開~」と題し、高校生たちが普段行っている課題を解決しながら目標達成につなげる授業を体験。高校生11人が生徒同士のコミュニケーションが円滑に図れるようサポートし、約40分の短い授業時間内で、3段攻撃のラリーをつなげるチームワークができていた。
このあと、中学生たちは、高校生が学校生活などについて説明するセミナーに参加したり、部活動を見学し、自身の高校生活をイメージしながら校内を見て回った。
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