登別青嶺高校(坪井克彦校長)の3年生が、地域を学ぶ選択授業「じもと学」の一環で考案したオリジナルケーキが商品化される。わかさいも本舗登別本店(登別市若山町)で、15日から28日までの期間限定で販売される。
「じもと学」は登別や室蘭などの産業・自然・文化などに理解を深め、地元の課題解決を考察。地域発展のために活躍できる資質や能力を育むことを目指している。
今回考案したのは、昨年の同授業でもケーキを開発した生徒たち。高校と同店にほど近いキウシト湿原が今年、設立10周年を迎えるのに当たり、生徒たちが「オリジナルケーキを通じて湿原のことをもっと知ってもらいたい」と今回の共同開発が実現した。
販売するのは「ティラミスしちゅげん」。湿原をかわいらしく“もじった”商品名で、抹茶とココアのスポンジで湿原の泥炭層を表現。キウシト湿原で見られる野鳥をクリームで再現した抹茶ティラミスケーキとなっている。
同店の八幡千秋企画・商品開発部主任は「生徒さんたちの案をほぼそのままケーキにしました。地域を思う情熱も素晴らしく、味やサイズなどの意見も取り入れ商品化にこぎつけました」と振り返る。商品を紹介する販売ポップも生徒が考案したデザインを採用した。
八幡主任は「抹茶が苦手な方でもティラミスのマスカルポーネとマッチし、まろやかで食べやすく、甘さ控えめで落ち着いた味」と太鼓判を押す。
価格は1個410円(税込み)。わかさいも本舗登別本店のみで取り扱う。
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