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網走タイムズ

最新技術、ハイテクがずらり 多くの市民が驚きの声 網走市「防災フェア」

防災や災害時に役立つさまざまなグッズを展示した

 【網走】日ごろの防災をはじめ、被災時に有効な知識や対応などを市民に知ってもらう、網走市の「防災フェア2023」が、市エコーセンターで開かれた。

 消防や警察、自衛隊、気象台、開建、振興局などの関係機関と、町内会連合会やNTTドコモ、益村測量設計など、民間団体や企業の協力を得て開いたもの。会場運営には、網走桂陽高ボランティア部が協力した。

 アトリウムロビーでは、災害救助用の毛布や非常食、被災時に役立つグッズ、市が対象者に無償貸与している防災ラジオなどを展示、紹介した。

 普段は小さくつぶれており、非常時には空気でふくらまして使うランタンなどは、訪れた市民も「これならかさばらなくてよさそう」と関心を寄せていた。

 体験で注目を集めたのが、出火時の消火をAR(拡張現実)で体験するコーナー。

 モニターが組み込まれたゴーグルを頭に付けると、周囲の景色がモニターを通して見え、そこにCG(コンピューターグラフィック)で作った炎が重ねられる仕組み。

 手に持ったコントローラーが消火器のホースになり、うまく放水できれば、炎のCGが消えて「消火完了」となる。

 挑戦した市民は、まずゴーグル越しに見える周りの景色に驚き、そこに炎が現れるとあわてて消火。しっかりと消したつもりでも再び燃え上がったりと、みな苦労しながら消火していた。

 中庭では、航空自衛隊網走分屯基地と網走消防団助成分団が、被災地での炊き出しを実演した。

 学校の給食室や食品加工の工場でしか見ないような大きな鍋でカレーライスや豚汁が作られ、中庭にはおいしそうな香りが漂うと、来場した市民も待ちきれなさそう。

 配給のテーブル前には順番待ちの長い列ができ、受け取った市民は「おいしいね」「これが被災地だと、もっとありがたい」などと話しながら舌鼓を打っていた。

 益村測量設計は昨年、市内の海岸町町内会と向陽ヶ丘地区連合町内会が行った防災訓練で、ドローンを使って撮影した映像を上映した。

 同社は測量や調査などの業務でドローンを活用しており、防災訓練でも参加者が避難する様子を上空から撮影。映像を見た人たちは「こんなのも撮影できるんだ」「空からの映像なんて、初めて見た」などと驚きいていた。

 このほか、消防による災害時の応急手当、水分を加えると、まるで炊きたてのような食感と味が戻るという「アルファ米」を使った非常食などを紹介するブースがあり、どこも人だかりができていた。

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