【白糠】釧路西部海域の毛ガニ漁が解禁され、白糠漁協毛ガニ籠部会（山田明部会長）所属の５隻が４日、昨年の４倍近い約１・１㌧を白糠漁港に初水揚げした。

　１㌔当たりの卸売価格は、甲長１０㌢以上の大が８４００円（昨年の高値は６８９０円）、同９～１０㌢未満の中が６９００円（同５６９０円）とともに前年より高値で取引された。同漁協では資源保護のため、中型以上を漁獲し、同９㌢未満は放流している。

　同漁協の山田部会長は「初日の水揚げと価格ともに前年を上回り、良いスタートとなった。今後にも期待したい」と話してい　た。　身が甘い白糠の毛ガニはみその量が多く、大型の個体が多いことが特徴。贈答品などとして出荷されるほか、道の駅しらぬか恋問の漁協直売店などでも販売する予定。

　今季の漁獲許容量は２４・９㌧で、うち前期は１３㌧。中断を挟んで３期での操業を予定している。

今季初水揚げされた毛ガニ（４日午前９時３０分ごろ、白糠漁港）