【白糠】釧路管内の秋サケ定置網漁が解禁され、白糠漁港で４日、６隻が約１７㌧（前年同期１５㌧）を初水揚げした。

　 白糠漁協によると、１㌔当たりの浜値は、雄が高値で４９０円（同５６５円）、雌が高値で９１０円（同１５３０円）と前年を下回った。同漁協の高橋淳也事業部長は「雄雌ともに昨年より大きい個体が多く、なかなか良いスタート。来遊数が多い予測も出ているので、今後の水揚げも楽しみ」と話していた。

　昨年の秋サケ漁は全道的に豊漁に沸く中、えりも以東東部地区（茶路川―納沙布岬）のみ漁獲量が前年を下回った。しかし、さけます・内水面水産試験場では、今年の同地区の来遊数を前年比４割増と予測している。

　釧路市東部、昆布森、浜中、散布の各漁協でも順次秋サケ漁がスタートする。漁期は１１月２０日まで。

今季初水揚げされた秋サケ（４日午前７時１０分ごろ、白糠漁港）