鯨肉の消費拡大と鯨肉文化の普及・継承を図る目的で９月２１日から３日間行われる「第１４回釧路くじら祭り～くしろの鯨・味めぐり～」（釧路くじら協議会主催）の事前告知イベントが６日まで、釧路市観光国際交流センター前くしろ港まつり露店会場で行われている。

　くじら祭りは市内の３２の協力店で実施し、それぞれの店で「くじら祭り特別メニュー」を税込み５５０円で提供する。また、参加店舗でクジラ料理を食べると、食事券やクジラ肉の加工品詰め合わせなどが当たる抽選会の応募券がもらえる。

　今回の告知イベントは同協議会と、くじら祭り協力店の一つでもあるＩＺＡＫＡＹＡ辰魂が「くじらカツ」と「くじら竜田揚げ」（各２００円）を販売。どちらもミンククジラの赤肉を使用しており、脂が少なくヘルシーなのが特徴で、その場で揚げ、出来たてを提供している。

　白糠町から家族４人で訪れ、くじらカツを味わった貝森卓さん（３９）は「トンカツみたいな食感で、海鮮のだしが効いていておいしい」と語り、舌鼓を打った。同協議会事務局を務める市水産課は「多くの人にくじらのおいしさを知ってもらいたい」と話した。

　６日も午前１０時から販売を開始し、商品がなくなり次第終了する。