飲酒運転の根絶へ 総合文化会館で決起集会【浦河】
夏の交通安全運動(22日まで)初日の13日、浦河町総合文化会館で管内交通安全関係機関や団体など約50人が出席し、「日高地区飲酒運転根絶の日決起大会」を開催し、「飲酒運転をしない、させない、許さない、見逃さない」を全員で宣言した。
道交通安全推進委員会、日高地区交通安全推進協議会、日高振興局、管内7町の主催。
2014年7月13日に小樽市銭函で4人ひき逃げ事件(3人死亡)と、15年6月6日に砂川一家5人ひき逃げ事件(4人死亡)の悲惨な事故を教訓に、同年12月に北海道飲酒運転根絶条例が制定され、「飲酒運転根絶の日」を毎年13日として広く周知し、一人ひとりの飲酒運転の根絶に向けた意識の醸成を目的に全道で一斉に決起大会が実施されている。
開会で日高地区交通安全推進協会長の池田拓浦河町長は「この日は道民一丸となって取り組みを行う日。悲惨な事故によって尊い命が繰り返し失われてきた。これから新型コロナウイルス感染症が5類移行となって初めての夏を迎える。飲酒の機会が増加すると予想されることから、これまで以上に飲酒運転根絶に向けた取り組みをしていかなければならない。より一層の協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
来賓の小林雄志道議(代読)のあいさつの後、管内3警察署を代表して浦河署の星川茂生署長が飲酒運転の根絶を参加者に呼び掛け、同署の伊藤健太朗地域交通課長が全国的に見て、道は飲酒事故が多い傾向にあるなど道内の飲酒運転事故概要について講演した。
参加者を代表して日高振興局の横山幸弥(こうや)保健環境部環境生活課主事が「飲酒運転根絶道民宣言」の「私たちは交通ルールを遵守し、飲酒運転をしません」など7項目を読み上げ、参加者も全員で唱和し決意を宣言した。
大会終了後は、会場前の国道沿いで約20分間の旗の波作戦を実施。交通安全タスキを掛け、飲酒運転根絶、全席シートベルトの小旗を持ち、通過するドライバーに交通安全を呼び掛けた。
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