釧路市内の酒屋、飲食業者らと、食品や酒類の総合卸「国分北海道」（札幌市）が共同開発した「釧路海（じ）霧（り）レモンサワーの素」が８月１日から、釧路管内限定で販売を開始する。同商品の発売を前に、２１～２３日まで開かれる「くしろ霧フェスティバル」の会場内で、先行販売が行われる。

　 同社は流通業を主としながらも、道内各地域とコラボした「Ｋ＆Ｋ缶つま」ブランドの缶詰や、酒類の開発も展開しており、５月には、厚岸町のカキとウイスキーを使った缶つまの販売を開始した。

　今回の商品開発は、これまで釧路市とのコラボ商品がなかったことから、同社道東支社の田中秀樹釧路支店長が、卸先の酒屋などに相談。さまざまな情報交換の中で、釧路の特徴でもある「海霧」と、現在人気があるレモンサワーのコラボ商品の開発を決めた。

　 アルコール度数は２５度で、基本的にはソーダで割って楽しむ。通常のレモンサワーに比べて甘さを控えめに、さっぱりした味わい。見た目も海霧をイメージした水色にしたほか、ラベルには幣舞橋が描かれている。スーパーや酒屋、土産店では、５００㍉㍑９２４円（税込み）。霧フェス内では、ソーダ割りしたものを１杯５００円（同）で販売する。

　田中支店長は「ぜひ釧路地域の人に飲んでほしい。まずは霧フェス会場でお待ちしております」とＰＲしている。