池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(南邦治所長)は19日、町が自治体として初めて酒類試験製造免許を取得して60周年を記念したワインを発売する。ワインの当たり年だった2014年産の独自品種のブドウ「山幸」を使用した大容量ボトルで、同研究所は「『時間』という職人が熟成を際立たせた逸品」とPRしている。
この十数年で十勝ワインの代表銘柄「清見」から主役を引き継いだ山幸の「マグナム2014」(1500ミリリットル、6600円)、「ダブルマグナム2014」(3000ミリリットル、1万3200円)の2種類。アルコール度数はいずれも12度。「独特の花のような香りと酸味、こくの調和が取れた赤ワイン」(同研究所)という。
マグナムの製造本数は300本で、全国(ネット販売)で購入できる。ダブルマグナムは60本で、十勝管内の酒店や一部量販店で扱う予定。
併せて、山幸を原料に町内千代田、清見2生産地区の土壌による味の違いを楽しめる赤ワインセットの「Vin de Terroir(ヴァン・ド・テロワール)セット」(360ミリリットル2本、3850円、アルコール度数11.5度)も発売する。昨年に続いて2回目の企画で、限定500セット。ワイン城と町内の酒販店で扱う予定。
60周年記念ラベルを貼った「トカップ」も製造していて、商品が切り替わる7月下旬ごろから店頭に並ぶ見通し。
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