中札内村の「ファームレストラン野島さんち」(新生東1線、野島利美代表)で育てたブドウを使ったワイン「Art de Champ 2022」が今年も完成した。野島さん(74)は「収穫はボランティアにも手伝ってもらった。ワイン好きをうならせるワインができたと思うので、ぜひ飲んでみてほしい」と話している。
ワインは野島さんらが2016年からブドウの苗木を栽培し、21年に収穫に成功したものを使って昨年初めて完成。昨秋に収穫したブドウ(山幸、清舞)は500キロ弱と収量も安定したことから、今回は計380本を製造できた。
昨年に引き続き、醸造は帯広市内の「あいざわ農園」(以平町、相澤一郎代表)が担当。ワインソムリエの資格を持ち、村内のワインショップ「LE BLEU(ル・ブルー)」の店主、梶山千裕さん(36)も協力した。
相澤さん(40)によると今回のワインは「ベリー系の香りが強く、スパイシーな感じもある。酸味が柔らかく、アルコール度数も高過ぎないので、アルコールが苦手な人でも飲みやすい」という。
梶山さんは「昨年よりも味の深みが増し、マイルドさも増している。良い環境で保存して、記念日などに楽しんでもらえたら」と話している。ラベルデザインには、梶山さんの夫・智大さんが、農場に降り積もる雪の上を歩いて描いた「スノーアート」の写真を今年も採用した。
1本750ミリリットル、5500円。梶山さんのル・ブルーで販売するほか、「ファームレストラン野島さんち」でも提供する。問い合わせはル・ブルー(0155・67・6847)へ。
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