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十勝毎日新聞

元藤丸テナント味な縁 「河野園」と「まる」わらび餅発売【帯広】

 閉店した百貨店藤丸にテナントで出店していた帯広市内の老舗茶店「茶の河野園」(柳澤秀一社長)と、手作り串団子「まる」(安加賀靜美代表)が、共同で新商品のわらび餅を開発した。退店を経験して心機一転、初めて一緒に開発した商品。河野園のほうじ茶を使用し、口中に広がる豊かな香りと柔らかな食感が味わえる一品になった。

「口の中でほうじ茶の香りが広がる。お茶の魅力を伝えたい」とPRする柳澤社長

 両社は、藤丸地下1階の近い場所にテナントとして入居しており、茶と和菓子という商品の組み合わせで当時から親交があった。しかし、1月末の閉店で、まるは帯広地方卸売市場に移転。河野園も新たに茶菓子展開の充実を模索するなど、それぞれの道を歩む中で一緒に商品開発することになった。

 話を持ちかけたのは柳澤社長で、藤丸閉店やコロナ禍を受けて若年層などへの販路拡大を狙った。まるも「まちなかから郊外に移転する中で、郊外への移動が難しい年配客にも販売できる機会」と応じた。

 まるの移転作業が落ち着いた3月ごろから、同社の老木芹南さんが開発を主に担った。新商品では、わらび餅を製造するときに使う水の代わりに、静岡県産のほうじ茶「京娘」を使用した。ほうじ茶の味わいを生かすため、茶の入れ方にこだわった。柳澤社長らも試飲を重ねて意見を出し合った。老木さんは「苦みやえぐみがなく、茶葉の香りや色合いを楽しめる」と完成品に自信を持つ。

 柳澤社長は「最初はきな粉や黒蜜をかけず、ほうじ茶そのものの味を楽しんでもらいたい」と力説。「新茶とともに味わって、ほっこりとした気持ちになってほしい。お茶の魅力を多くの人に伝えたい」と期待している。

 わらび餅は130グラムで430円。贈答用の瓶入り商品(450円)は予約のみ。どちらも河野園全店とまるで、火、金曜日の夕方に数量限定で販売している。

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