優勝を喜ぶ翔武館の選手たちと野口館長（左）

【新ひだか】町内の剣道場・三石翔武館（野口誠館長）は４月29日、千歳市開基記念総合武道館で開かれた第20回瀧澤榮八杯少年剣道大会（千歳剣道連盟主催）の団体小学生高学年の部優勝と個人小学生高学年女子の部で野口愛乃（のの）選手が初優勝した。大会は、新型コロナの影響を受け４年ぶりの開催。

　同大会の団体小学生高学年の部は、全道の各地区から17チームが出場し、トーナメント戦で争われた。

　三石翔武館の団体小学生の部は、先鋒・佐藤成之助選手（様似・５年）、次鋒・渡辺美桜選手（様似・４年）、中堅・野口愛乃選手（三石・６年）、副将・池田千尋選手（三石・６年）、大将・深澤玲菜選手（荻伏・５年）のメンバー。

　１回戦で千歳剣道スポーツ少年団に３―１、２回戦で室蘭琢心館に４―１、準決勝は苫小牧如水館に４―０で勝ち決勝に進出。決勝では恵心館に３―１で勝利し、団体優勝を勝ち取った。20人が出場した小学生高学年女子の部個人戦では、決勝で三石翔武館の池田選手と野口選手の戦いとなり、接戦の末、野口選手が初優勝を果たした。

　中堅で活躍した野口選手は「団体優勝と個人優勝ができてとてもうれしい。団体戦ではチームワークよくみんなが力を出し切った。いつも剣道を教えてくれる先生方に感謝しています」と笑顔で喜んだ。

　野口誠館長（65）は「４月から新チームとなり、昨年の成績を上回る結果を残せるよう取り組みたい。冬場の練習がうまく身を結んでいる。内容も昨年以上なので今年の活躍に期待したい」と選手をたたえた。