「ムジコーン」シールで会員募集 函館中央交通安全協会がキャラクター考案【函館】
函館中央交通安全協会は、同協会のオリジナルキャラクター「交安戦士ムジコーン」を考案した。今年度から協会の新規加入者に対し、ムジコーンをデザインしたシールを配布するほか、函館運転免許試験場や函館市梁川交通公園など各所にポスターを掲示。交通安全意識の醸成と、減少が続く協会会員の新規募集に力を入れる。
同協会は函館中央署管内で交通安全運動中の旗の波運動や街頭啓発を主な活動として、地域住民の交通事故防止に取り組んでいる。過去3年間の会員数は、2020年は1762人、21年は1691人、22年は1509人と年々減少。加えて会員の高齢化もあり担い手の確保が急務となっている。
ムジコーンは函館在住のイラストレーター、バクリッコさんがデザイン。函館の交通安全を守るべく開発されたロボットという設定で、自動車、街灯、信号機、ガードレール、初心者マークなど道路にまつわるもので体を表現。交通安全の要素を凝縮したキャラクターに。シールは5センチ四方サイズで、1980年代にブームを巻き起こした、光を当てると輝きを放つ食玩を連想させる。
同協会の高橋哲郎事務局長は「(シールを通して)一人でも多く交通安全に興味を持ち、事故を防ぐための活動を知るきっかけにしたい」と話す。
加入すると、チャイルドシートを無料でレンタルできるほか、運転免許証の更新にかかる時間を短縮できるなどの特典を受けられる。年会費1500円。問い合わせは同協会(0138・54・5775)へ。
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