園庭に若木を移植 浦河フレンド森のようちえん 園児たちも積極的にお手伝い【浦河】
浦河町東町かしわ4の幼保連携型認定こども園浦河フレンド森のようちえん(岡田留美子園長)は22日、園児と保護者や職員、地域住民、関係者ら延べ約80人が参加して園庭に若木を移植した。同園の緑化事業の一環。
「緑の募金」事業(学校環境緑化モデル事業)の助成を受け、近くの「かしわの森」から36本のミズナラなどの若木を掘り起こし、園庭に移植するもの。
同事業はローソンの社会貢献活動として、各店舗に設置されている緑の募金箱に寄せられる募金を国土緑化推進機構へ寄付し、この募金を生かして各都道府県緑化推進委員が協力し、2006年から実施している。同事業へ同園が応募したことで実現した。
この日は風が強く、時折雨も落ちる悪天候の中、午前は子ども21人を含めた約50人が参加。近くのかしわの森へ移動し、十勝管内音更町の造園会社「かわい造園」の川井延浩さんから木の掘り方や根の切り方、木の運び方を教わり、作業を始めた。
参加者たちは、目印になるように川井さんがあらかじめテープを付けておいた若木を探しあて、子どもたちも一緒になって大人の真似をしながら力を込めて土にショベルを突き刺し、ザクザクと掘り、若木を掘り起こした。
午後からは約30人が参加し移植作業。穴掘りや水やりなど子どもたちも積極的に取り組み、夕方までに36本全てを園庭に植えた。子どもたちは「森を探検しているようで楽しかった」などと話していた。
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