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釧路新聞

22日に「陸揚庫」シンポ 保存と活用へ関心高める【根室】

もの言わぬ語り部「陸揚庫」の最終報告会が開かれる

 【根室】市は国の登録有形文化財「根室国後間海底電信線陸揚施設」(通称・陸揚庫)のシンポジウムを22日に開く。陸揚庫は旧ソ連軍の侵攻と占領をリアルタイムで本土に伝えた生き証人であり、北方領土問題を次世代に継承する「もの言わぬ語り部」として保存方針が固まった施設。シンポジウムは陸揚庫への関心を高めてもらうのが狙い。来場者(定員50人)には同施設のプロモーションビデオを無料配布する。(山本繁寿)

 シンポジウムは22日午後1時30分から、道立北方四島交流センターニ・ホ・ロ(幌茂尻)を会場に行う。1部はプロモーションビデオ「もの言わぬ語り部」上映と、新たに作製した啓発用パネル30枚のお披露目などを行う。

 2部は陸揚庫について元島民や学芸員ら6人がリレートークを行う。定員50人限定で、来場特典として会場でも上映するプローモーションビデオのDVDがもらえる。

 市内ハッタラ浜(西浜町10)にある陸揚庫は、根室市と国後島ケラムイ崎間約38㌔を結んでいた電信線の陸揚施設で、旧逓信省が建てた面積約20平方㍍の鉄筋コンクリート製。2021年10月に国の登録有形文化財となった。

 21年7月に設置した北方領土専門家会議内の「陸揚庫の保存と活用を考える分科会」が1年半にわたって調査。長く不明だった建築年を1929(昭和4)年9月と突き止め、3月には「覆い屋」をかけて保存するとの方針を固め、市側に提案している。

 シンポジウム参加には事前申し込みが必要。希望者は市北方領土対策課0153(23)6111、内線2229へ。

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