幣舞町から北大通に移転した釧路市中央図書館（高玉雄司館長）と館内の釧路文学館が５周年を迎え、両館は記念イベントを繰り広げる。すでに現在、記念のオリジナル缶バッジ（全８種類、１個６０円）を販売中。５月から開催する記念展示「図書館の歩み」で展示する図書館にまつわる市民のエピソードも募集中。応募用紙を配布している。

　 ５周年記念はすでに２月に最初のイベントとして「桜木紫乃トークライブ」を開催した。現在、販売中のオリジナル缶バッジは釧路市在住の絵本作家木島誠悟さんのデザインで、ホームページに登場している、かわいいキャラクターが描かれており、７階の事務室で販売している。次は「釧路文学館開館５周年記念展」を２９日から７月２３日にかけて長期開催する。文学館の過去の企画展や講演会などイベントを振り返る。

　 記念展示「図書館の歩み」は５月２７日から６月１８日。図書館に関わる資料を一挙に展示する予定で、パソコンがなかった時代に本を検索するのに使った目録カードや館務日誌、古い木製の図書館の看板、過去のイベントの白黒写真、スタッフの思い出などを紹介するほか、募集中の図書館にまつわる市民のエピソードも展示する。募集期間は３０日まで。

　同じく５月２７日から４階から６階の各フロアーに「図書館特集コーナー」を設置する。各階の特性に沿って図書館に関わる小説、絵本、写真などを並べる。「このほかにも、ワークショップなど、いろいろなイベントを検討、企画中です」とＰＲしている。

５周年を迎えた釧路市中央図書館