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釧路新聞

「阿寒国立公園の父」永山氏の足跡たどる 釧路観光ガイドの会【釧路市】

  釧路観光ガイドの会(木村浩章会長、会員10人)は研さんを深めるための研修会をこのほど、釧路市阿寒町と弟子屈町で実施し、釧路とも縁の深い探検家の松浦武四郎と「阿寒国立公園の父」と慕われている永山在兼氏の足跡をたどった。特に、その功績があまり知られていない永山氏について知識を深めた。

 研修会には、釧路観光コンベンション協会の職員やガイドの会の研修生を含め15人が参加した。研修テーマに選んだ永山氏は1918(大正7)年、当時の釧路土木派出所長に着任。国立公園制度開始の機運が高まっていた27年に阿寒湖と屈斜路湖、摩周湖を道路で結ぶプランを提案。難工事を経て阿寒横断道路(国道241号)を30年に完成させた。

 木村会長は「当時の国立公園調査委員が下見に来てこの道路を高く評価し、1934年の阿寒国立公園指定に結び付いている」と永山氏の先見の明を強調した。永山氏の功績をたたえ同横断道路沿いの阿寒町双岳台に建立されていた木製の「永山峠」の標柱がなくなっていたが、今年9月に復元され、除幕式が行われている。

 研修会では、新しい標柱がある双岳台と弟子屈町奥春別にある永山在兼顕彰の碑も訪れた。永山氏について木村会長は「4代目の幣舞橋にも携わっている。知っている人は少ないので、ガイド活動を通じ紹介したい」と話していた。なお、研修では松浦武四郎が歩んだ阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖も訪れた。

「永山峠」の標柱が復元された双岳台を訪れた研修会の一行(釧路観光ガイドの会提供)

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