北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

網走タイムズ

〝新品〟は迫力満点 体感テラスの流氷を入れ替え オホーツク流氷館

観光客に見守れながら、流氷塊を慎重に配置する作業員

 【網走】オホーツク流氷館はこのほど、メーン展示の1つ「流氷体感テラス」の流氷を入れ替えた。

 新しい流氷は、知床沖で採取したもの。一旦、網走港に水揚げし、氷の中に含まれる水分を切ってから流氷館に運び入れた。

 本年の流氷は、横から見ると〝流氷の層〟がはっきりと見て取れる良質の氷で「流氷生成のプロセスを科学的に説明しやすい氷」という。

 氷の奥が青白く輝いて見える、本物の流氷独特の色合いもよく、キラキラと輝いて見える。

 入れ替え作業は、フォークリフトなどの重機で、室内に運び入れた後、室内の移動、配置は作業員が人力で行った。既存の流氷を人力で運び出した後、15人ほどの作業員は角材やロープなどを使い、掛け声を合わせ、慎重に流氷を配置していった。

 室内の展示は、ただ並べるのではなく、大小の流氷を組み合わせ、全体として、どうダイナミックに見せるかが腕の見せ所。最大で高さ2㍍ほどの大型の流氷や、横に大きいテーブル状の流氷を1つ1つ慎重に動かし、迫力のある配置に決めた。

 展示作業中も国内外の観光客が訪れ、1年で1回、この日だけのプレミアムな作業見学を喜んだ。

 東京からの女性は「あんなに大きな流氷を人の力で動かす、すごい迫力に驚いた。いい経験になった」とスマホで興奮気味に動画を撮影していた。

 オホーツク海を南下しながらゆっくりと大きくなった流氷は、オホーツクブルーを閉じ込めたような独特の青い輝きを内から放つのが特長。

 体感テラスには、本物ならではの青白く輝く、真新しい流氷が配置され、来館者を喜ばせている。

 田口桂社長は「本物の流氷に通年、触れることのできる流氷体感テラスに迫力ある流氷を入れることができた。多くのお客さまの見ていただきたい」と話している。

関連記事

函館新聞

新幹線函館駅乗り入れ整備費160億円台 最終報告【函館】

 函館市の大泉潤市長が目指す北海道新幹線のJR函館駅乗り入れを巡り、市がコンサルタント会社に委託していた調査の最終報告で整備費を160億円台と試算していることが28日、関係者への取材で分かった。...

函館新聞

函館商工会議所事務所移転へ 特別委設置し検討開始【函館】

 函館商工会議所(久保俊幸会頭)は、若松町にある事務所の移転に向け、検討を始めた。ビルの老朽化に加え、巨大地震発生時に函館駅前地区は津波浸水想定区域内にあることなどが主な理由で、正副会頭らで構成...

日高報知新聞

川井伸太郎さんが総合優勝 北海道日高装蹄師会 第30回装蹄競技大会【浦河】

 北海道日高装蹄師会(門別尚省会長)主催の第30回装蹄競技大会が25日、浦河町西舎の日本中央競馬会日高育成総合施設軽種馬装蹄所で開かれ、3部門全てで1位を獲得した川井伸太郎さん(滋賀県)が総合優勝...

日高報知新聞

ユースエール認定企業に 管内で初めてさくら佐藤建設が【新冠】

【新冠】新冠中央町のさくら佐藤建設(佐藤淑人代表、本社・札幌市)が27日、厚生労働大臣の「ユースエール認定企業」に認定され、同社事務所で浦河公共職業安定所の川原田聡所長から佐藤代表に認定通知書が...

釧路新聞

SL冬の湿原号、利用好調 昨年度並み1万3545人【釧路市】

  JR北海道釧路支社(戸川達雄支社長)は、今年度釧網線で運行した人気観光列車「SL冬の湿原号」と「流氷物語号」の利用状況をまとめた。同支社によると、冬の湿原号は、過去10年間で最多となった昨年度と...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス