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苫小牧民報

オリジナル弁当考案 上厚真小5年生  40食完売 売上金は寄付 厚真

厚真町の上厚真小学校(圓山芳史校長)の5年生が、ふるさと教育の成果発表として、自分たちで収穫した地元の米や野菜などを使ったオリジナルの「上小弁当」を考案し、9日に町青少年センターで1日限定販売した。弁当は10分足らずで完売するほど好評で、売上金は町に全額寄付した。

青少年センターで弁当を売る上厚真小の児童たち

 5年生10人は昨年の春から、プロ野球北海道日本ハムファイターズが町観光協会とコラボして行う「田んぼのオーナー」に参加。田植えや稲刈り、シイタケの収穫など農家での職場体験を重ね、食に理解を深めた。オリジナル弁当のメニューは、その学習の中で考案し、町内の飲食店、ドライブイン本郷が協力して調理した。

 弁当の中身は栄養バランスも踏まえたシイタケ入りの梅しそのご飯をはじめ、チーズハンバーグ、白菜の塩昆布あえ、ホウレンソウのごまあえなど。特設販売ブースでは児童が会計や袋詰めの準備をした。開店前から町民や町職員による列ができ、1個650円で用意した40食分は、あっという間に完売した。

 松辻陸叶君(10)は「農家の人たちが苦労しながら、野菜を作ってくれていると改めて感じた。お弁当は厚真の食材を生かし、栄養バランスなども気持ちを込めて考えた」と話す。山岸歩叶君(11)は「稲刈りは時間がかかって大変だった」と農作業体験を振り返りながら、「みんなが(弁当を)買ってくれてうれしかった。皆さんにおいしく食べてもらえたら」と喜んだ。

 売上金の全額2万6000円は地域の防災に役立ててもらおうと、販売終了後に町に寄付した。宮坂尚市朗町長は「アイデアや知恵、愛情のこもった寄付。避難所の改修や災害復旧に使わせていただき、皆さんの不安を安心につなげていきたい」と謝辞を述べた。

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