阿寒湖温泉「ウタサ祭り」会場一体、3年ぶり有観客で開催【釧路】
アイヌ文化を国内外に発信する、阿寒ユーカラ「ウタサ祭り」2023が4、5日の両日、釧路市阿寒湖温泉地域で開かれた。5日のメインイベントのライブセッションが3年ぶりの有観客で開催され、参加者はアイヌと和人一体となった音楽の調べに酔いしれた。
釧路市が、国のアイヌ政策推進交付金を活用して主催し、阿寒アイヌ工芸協同組合が協力している。「ウタサ」は「互いに交わる」という意味で、アイヌ文化を内外に発信し、コロナ禍後の観光客増大につなげる目的で、2020年に始まった。
アイヌコタンでは、作家の佐久間裕美子さんと語るトークイベントや、アイヌ料理「オハウ」や鹿肉の串焼きなどの試食会など、さまざまなイベントが行われた。アイヌシアターイコロでは、アイヌ民族が神に祈る儀式「カムイノミ」があり、参加するアーティスト、アイヌの人々合わせて20人が参加。祭りの成功のみならず、コロナ禍で力を尽くす医療従事者への感謝、ウクライナ情勢の早期解決なども祈った。
ライブセッションでは、タップダンサーの熊谷和徳さんが、アイヌの血を引く女性「フチ」が奏でるムックリに併せて激しいステップを踏み、会場からは拍手が上がった。クジラ漁にまつわる歌「フンペアン」では簡単な手踊りを来場者と一緒に披露。会場一体となって、拍手と歓声が阿寒の夜を彩った。
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