パイプ接合、ジョイント部品開発 星野さん特許取得【釧路町】
【釧路町】町わらびの自営業、星野一(かず)十(と)さん(71)が、パイプの接合作業を1人でできるようになるジョイント部品を開発し、このほど特許を取得した。「けがなくスムーズな作業につながれば」と期待を募らせている。
開発した部品は、全長約15㌢のT字型で金属が筒状に組み合わされている。上部が開閉式で、外形48・5㍉のパイプを接合可能。固定にはねじが1カ所でよく、紛失防止でベルトにつないでいるなど加工されている。
通常、パイプを組み合わせるには2本を重ねて結束する必要があり、接合役とパイプを支える役で作業者が2人以上必要になる。開発された部品を使えば、単独での作業が可能になる上、接合もパイプ1本分の幅で済むため、設置場所の省スペース化にもつながる。
発明が趣味という星野さんがこの部品を考えたのは2021年秋。会社の商品である中古車置き場の土地を区画するフェンスを見ていて、「もっとコンパクトにできるのでは」と考え、翌年1月から自宅のガレージで開発を始めた。安全に作業できることを念頭に、ジョイントにパイプを乗せられるよう接合部分の角度を工夫し、3月に完成。6月に知り合いの弁護士と相談して特許を申請し、8月15日に許可が下りた。
星野さんは今後も部品を改良し、発明を続けていく予定。「30年間も長く釧路町で安定して仕事が続けられたことで、今回の特許取得にもつながったと思う。多くの人の助けになるものを考えていきたい」と語った。
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