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釧路新聞

釧路観光ガイドの会 啄木の記憶を歩いて紹介【釧路】

  釧路観光ガイドの会(木村浩章会長)は、市民交流イベント第3弾の「啄木の記憶を歩く」を20日、釧路市北大通周辺で行った。市民ら11人が参加し、ベテランの笹原俊子さんのガイドで、集合場所の交流プラザさいわいから北大通、港文館などを歩いて巡った。同会は2月に「釧路の魅力発見観光講座」を予定している。

 啄木は、115年前の明治41(1908)年1月21日の午後9時30分、交流プラザさいわい近くにあった旧釧路駅(釧路停車場)に降り立った。「さいはての駅に下り立ち…」と歌っているが、ガイドの笹原さんは「当時の釧路の夜のまちですから、まさに最果ての地を強く感じたのでしょうが、当時、街灯がついていたとの説もあります」と興味深く説明した。

 所々で立ち止まり、啄木の他都市や釧路での生活を紹介。「釧路の前に勤めた小樽の新聞社では口論となって取っ組み合いまでしたと言われています」、「釧路で勤めた旧釧路新聞社は、当時の釧路の4000世帯のうち1100戸で読まれていました」、「啄木は記者の取材に基づき記事をまとめるのが役割でした」などと話し、参加者の関心を集めた。

 一般参加者の1人で、海外勤務も経て10年ほど前から市内に住む男性(74)は「啄木の話はよく聞くので、ゆっくり説明を聞きながら歩くのもいいかなと参加した」と楽しんでいた。

 市民交流イベント第4弾「釧路の魅力発見観光講座」は2月17日から3日間、市観光国際交流センターで開催の予定だ。

交流プラザさいわいの歌碑の前で笹原さんの説明を聞く参加者

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