帯広畜産大生協(帯広市稲田町西2線)の食堂では、十勝産牛のホルモン(もつ)を使用した限定メニューを提供しており、人気を集めている。もつは市内の佐々木畜産(佐々木章哲社長)が提供。佐々木社長は「十勝にもっと牛ホルモンを食べる文化が浸透してほしい」と話し、メニューに期待を寄せている。提供は19日まで。
佐々木社長は6月、同大が地域との連携や交流の場として開催した「産学官金連携交流会mini~牛肉編~」で講師を務めた。「十勝は肉牛の一大産地であり、毎日のように何百頭分もの新鮮な牛ホルモンが取れる。十勝を牛ホルのまちにしたい」との思いを講演で話したという。
このことがきっかけで「まずは学生においしさを知ってほしい」と限定メニューが実現。生協の食堂とコラボし、12日から提供を開始した。昼営業は「もつ丼」(560円)と「もつラーメン」(550円)、月・水・金曜の夜営業は「もつ鍋」(600円)を出している。
限定メニューの売れ行きは上々で、14日にもつラーメンを友人と食べていた同大4年の横田優輝さん(22)は「もつの味が濃く、とてもおいしい」と絶賛。生協の川上勇気店長は「想定より人気で好評」とし、当初の予定を延長して19日夜まで提供することを決めた。
営業時間は午前11時~午後1時半、午後6時~同7時。一般客も利用可能だが「午前11時45分~午後0時半までは混雑するため学生や職員を優先している。この時間帯を避けて来店していただければ」(川上店長)としている。
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