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日高報知新聞

新じゃがとトマトを使用【平取・日高】

【平取・日高】JAびらとりの新じゃがを使用した、Calbeeポテトチップスコンソメパンチ「びらとりトマト仕立て」(内容量60㌘)が全道で販売中だ。パッケージ表面には、契約生産者と北海道の畑の写真を掲載、裏面ではJAびらとりの特長をPRする数量限定品となっている。

 菓子・食品の製造・販売を手掛けるカルビー(本社・東京)とホクレン農業協同組合連合会(本所・札幌)は、道産農産物の振興に向けて、流通から商品開発に至る事業全般で連携協定を締結している。今回、JAびらとりと連携し、「ご当地から何か出してみませんか」と提案があり、それに応じて「新じゃがとトマト」を使用してポテトチップスを作ってみることになった。

 カルビーとJAびらとりは、2018年から契約栽培を開始。カルビーグループによる栽培技術講習会の開催や現地指導、直近ではハーベスターや受け入れラインのデモ貸し出しなどの支援を重ねながら一体となって産地拡大を進めている。

 限定商品のジャガイモは平取2件、富川2件の農家計4件に生産者を限定し、40㌧を使用した。品種は、収穫期の早いオホーツクチップとトヨシロ、来年まで貯蔵が可能なスノーデンときたひめの4種類。

 朝晩の気温差が大きいため、甘くておいしい地域特産品「びらとりトマト」(桃太郎)をトマトパウダーにしてふりかけ、トマトの後を引く甘味が感じられる味わいに仕上げた。

 ジャガイモは、日高の風土に合っていて「育てる・収穫」は農家が行い、「工場へ運搬」はカルビーが担う契約栽培。現在、JAびらとりのジャガイモの出荷は1億円程度という。

 労働力不足の解消へ、3年ほど前からアプリを使った「1日農業バイト」を開始。「道内の方、1日1万円(交通費込み)」が人気を呼び、希望日がほぼ埋まっている状態。休日に自然に触れる体験、気分転換など農業体験を希望する人は多く、リピーターも多数。「田植え」「トマトの収穫」「イモ掘り」など以前は中国人研修生を雇っていたが、近年は「1日農業バイト」が主流となっている。

 JAびらとり富川支所の水谷勉次長は「加工できるジャガイモを主力にすると畑を活用できる。米余りで作付面積を減らし転作して牧草を作っていた。国の政策が変化し奨励金が無くなる。ジャガイモを植えれるようになれば農家の支えになる。ポテトチップスを作るためにジャガイモを輸入しているが、長い輸送で腐るものも多く高上りになっていると聞く。北海道産を使ってもらい、農家の支えになってくれることを願う」と期待している。

ポテトチップスをPRする職員

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